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労働集約的な国のはなし

3つ続けてニュースを。

「日本のIT技術者、幸せではない」──MSの課題
Googleが日本のソフト業界にもたらすもの
40歳前後の技術者が不足! そこからITサービス業界の事情を読む

いや、何をいまさら。というのが現場の感想なんじゃないかな? これらの問題ってのは、福利厚生の改善みたいな小手先の対処ではどうしようもないんだけどね。そもそも、アメリカでは IT を知識集約的産業とみなされているのに対して、日本では未だに労働集約的産業とみなされてるのが、これらの問題の根本にあるんだよ。アメリカが強いのは知識集約で生み出されるパッケージソフトウェアで、日本が強いのは労働集約で生み出される受託開発のシステムだというのが、この状況を端的に表しているかな? 個々のアメリカのソフトウェア企業文化・成長戦略・現状分析については 「ソフトウエア企業の競争戦略」に詳しく書いてる。この本の中では日本企業は「ソフトウェア工場」だと評されてたような。あんまりいい意味には思えないけどさあ。

さてさて。労働集約型産業の何が問題って、激しいコスト競争にさらされたり、労働者が人間扱いされないということなんだよね。そんな未来も希望もない永遠のルーチンワークなソフトウェア工場で働きたくないよ、というのが普通の感想かと。高度成長期は、全ての産業に対して労働集約型のアプローチで上手くいってたのかもしれないけど、もうそんな時期じゃないし。もちろん、アメリカでも労働集約的な IT 関連業務は存在するんだけども、オフショアの活用でそれらは少なくなりつつあるわけで。逆に委託先のインド・中国あたりは大絶賛高度成長中。このあたりについては、「フラット化する世界(上)(下)」 に面白く書かれてる。この本、マジおすすめ。(アフィリエイト無しだと、何でも書けていいね(笑)

まあ、日本では IT は諦めて、知識集約型のコンテンツ産業で飯を食うって選択肢もアリだよね。わりと本気で。でも、なぜかコンシューマゲームはここ数年、労働集約的な方向にどんどん突き進んでるんだよねえ。なんでだろ。そんなにおまえらムービー好きなんか?と。 まあ、コンテンツは本業の分野じゃないんで、これからいろいろ調べてみようかと。年末には Wii や PS3 も出るから、ネタには困らないだろうし。

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コメント (2)

> 日本では未だに労働集約的産業とみなされてるのが、
> これらの問題の根本にあるんだよ。

その部分に手をつけずにTPS(トヨタ生産方式)を
導入して生産性を高めようなんて言われてもねえ...
という感じです。

Heppoko:

> その部分に手をつけずにTPS(トヨタ生産方式)を
> 導入して生産性を高めようなんて言われてもねえ...

カイゼンなんかは「現場のエキスパートによる業務分析」という
極めて知的で付加価値の高い仕事なのに、
それを理解せずに導入しようとしても無駄ですよね。
機材の導入とか人員増みたいに簡単な話じゃないです。

まあ、最終的には現場の意識次第というのは
新しいビジネスプロセスを導入する際には常につきまとう問題なんですけど…

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