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2006年8月 アーカイブ

2006年8月 8日

C70 同人STGサークルリスト

ほんとは自分で作ろうと思ったんだけど、そんな時間はありませんでした。
というわけで、某スレ某氏のリストへのリンクを張っときます。多謝。

C70 同人STG サークルリスト

2006年8月14日

夏コミ終了

夏コミ無事終了しました。永久る~ぷのスペースに来ていただいた方や、お世話になったサークルのみなさん、コミケスタッフのみなさん、その他全てのコミケ参加者のみなさん、誠にありがとうございました。

TWilight INSanity 体験版は、過去最多の 200 部用意したのですが、昼ごろには完売となってしまいました。わざわざスペースまで来ていただいたのに買えなかった方、大変申し訳ありません。Web 体験版も用意する予定なので、公開された際にはダウンロードして頂ければ幸いです。完成版は冬に頒布予定です。なお、感想、バグ報告、クレームなどは永久る~ぷの掲示板までお願いします。

という文章を書いてたら突然 PC が落ちた。急に停電が来たので。

さて、ここからコミケ雑感。

西2ホールは、比較的落ち着いてたような感じ。まあ、いつものことと言われればそれまでなんだけど、大作と呼ばれるようなゲームが無いことが一因なんじゃないかなあとか思ったりしてます。大作が無いとは書いたものの、個人的には結構欲しいゲームが手に入ったので嬉しかったりとか。同人ショップに置いてないようなゲームが手に入るのがコミケだからね。

あと、取材腕章をつけたスウェーデン人の方がスペースに来た。英語でもいいやと思って話しかけてみたら、日本語がめちゃめちゃ上手くて笑った。

ス「これはどういうゲームですか?」
俺「キャラクターを切り替えて、それぞれ違うショットで攻撃できます」
ス「ああ、永夜抄みたいな?」

どんな異文化コミュニケーションだ、これ。

同人ゲーム以外だと、涼宮ハルヒの同人誌・コスプレが目立ってたかな。ハルヒに関しては、この夏だけで終わりでしょ?みたいな声はあるけど、「消失」がアニメ化されたらまだわからんと思うけどね。キミキスに関しては、意外とそれほど多くなかったかなあ。摩央姉とか絵りりんの同人誌とか欲しかったけど、時間がなくて断念。

ともかく、楽しいコミケでなにより。冬も頑張ります。受かれば。

2006年8月15日

Xbox開発用ツールセットが発表されるとか

CNET の記事から。
マイクロソフト、Xbox用ゲーム開発ツールセットを発表へ

同社は米国時間8月14日、新しい開発ツールセットを発表する予定だ。この開発ツールを使用して、個人が「Xbox 360」コンソールやWindows PC、またはその両方で動くゲームを開発できるようになる。

やっと Xbox 360 を買う決心がついたよ。決してアイドルマスターためではないので注意するように。

それはともかくとして。
TWilight INSanity は、技術的には Xbox 360 への移植は難しくないはず。本格的に移植するかどうかは別にして、ちょっと試してみたいところ。多くのサークルが参加すると結構面白いことになるかもね。もっとも、版権ものは無理だろうから、同人ゲームの流通はコミケや同人ショップが主流であり続けるだろうけど。

2006年8月19日

同人と税金

同人誌と税金 という記事を見た。毎度のことながら、同人サークルは儲かるってことになってるみたいだなあ。そんなに儲かるんだったら、みんな同人誌作ればいいのに。サークルチケットも手に入って一石二鳥でしょ? 

COMIKET 30's FILE で報告されているアンケート(回答サークル数 37,620)では、サークルの収支が 20 万円以上の黒字のサークルは、男性サークルでは 8.1%、女性サークルでは 4.9% だそうで。20 万円ってのは、サラリーマンの副収入として確定申告が必要な金額ですね。学生なら 130 万円までは確定申告は必要なかったはず。というわけで、9 割以上のサークルには税金の話なんて関係ないということに。ちなみに 1500部以上を頒布してるサークルは、男性サークルでは 3.6%、女性サークルでは 2.2%。

ぜんぜん儲からねえええ。そりゃそうだよ、趣味なんだもん。いい加減に「同人は儲かる」なんて誤解はやめてほしいよね。ああ、あと他によくある誤解は「コミケで頒布されている同人誌の大部分は男性向けエロ」ってのもあるけど、これに反論するには自分でデータをまとめないといかんので、いつか機会があればということで。

参考リンク
同人と税金の話。「結局『何税』をいくら払えばいいの?」

2006年8月30日

えいえんのせかい――Web 2.0 と同人について

だいぶ沈静化しつつあるものの、未だに Web 2.0 なんて怪しいキーワードがもてはやされてる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今更 Web 2.0 とは何ぞや、なんて話を書くつもりはないんだけど、一応、記事を書く土台として Web 2.0 っぽいキーワードを幾つか拾ってみましたー。


・マッシュアップ
  異なるコンテンツや技術が混合されて、新しいコンテンツ・技術が創造されること。

・CGM (Consumer Generated Media)
  消費者自身が生み出すメディアやコンテンツ。およびそのコミュニティ。

・ロングテール
  ニッチ製品の販売額の合計が非常に高いこと。


作為的なキーワードの拾い方ではあるけど、同人に関わってる人間からすると「Web 2.0 イコール 同人」にしか思えなくなってくる。さらに「双方向コミュニケーション」とか「チープ革命」とかのキーワードを付け加えると余計にそう思えてくるよね。ええ、どう見ても同人脳です。本当にありがとうございました。

さてさて。Web 2.0 と同人活動・同人コミュニティは、その概念において非常に距離が近いように思えるんだけど、別にこれは偶然でもこじつけでもなんでもない。そもそも Web 2.0 なんて、高度情報化社会に見られる様々な現象を表現した言葉でしかないんだから、たとえインターネットの外であっても情報やコンテンツを扱うコミュニティなら同様の現象が起きていても当然と言えるんじゃないかな。

つまり、同人の世界はとっくの昔に Web 2.0 の概念を内包していた、ということになるよね。そうなると、コミュニティの構造の本質の変化は、ここ数年では微々たるもののはず、なんだけど実は最近大きなパラダイムシフトがあったのでした。ただし、その変化が起きた場所は、同人のメインの分野である(マンガ)同人誌ではなく、同人ゲームという、ある意味辺境の地だったり。

2000 年以降、同人ゲーム界隈では「月姫」「東方 Project」「ひぐらしのなく頃に」などのオリジナル同人作品の二次創作の隆盛という現象が起きてるのは知っての通りかと。これを Web 2.0 的に言い直すと、それまでの同人誌・同人ゲームの主流であった商業作品の二次創作では「マッシュアップ」に留まっていたのが、上記の同人ゲームを中心とするコミュニティにおいてはオリジナルの元ネタから二次創作までをカバーすることができる「完全な CGM」を実現してしまった、ということになる。むしろ、CGM という言葉は Consumer という単語から「生産者対消費者」という図式を感じさせるので SGM (Self Generated Media) と言い換えたほうがいいかもしれない。あるいは、これこそが「電波男」で本田透氏が主張していた「ほんだシステム」なのかもしれない。まあ、めんどくさいので CGM のままで話を進めるけどね。

この、二次創作の元ネタすらも自ら生成してしまう CGM コミュニティが同人誌ではなく同人ゲームの世界で発生した理由について推測してみる。考えられるところとしては、同人誌だと紙媒体なのでテクノロジーの進化やチープ革命の恩恵を受けにくい、コミュニティの構成要員(コミケのサークル参加者や一般参加者)にインターネットのユーザが比較的多かった、同人誌のコミュニティほど成熟していなかったので変化を受け入れやすかった、西ホールの人たちが葉鍵系に飽きはじめていて目先の面白そうなものに飛びついた、とかいろいろあるけど、実は単なる偶然だったという気がする。

まあ、ジャンルや要因はともかくとして。
同人の世界では、企業からの一方的な情報・コンテンツの供給を必要としないコミュニティを作ってしまったのでした。
これはまさに Web 2.0 の先にあるはずの世界じゃないかな?

今後は、同人誌でも多数のオリジナル作品が発表されるようになって、そのオリジナル作品の二次創作やオリジナルの作者とのコラボレーションも活発に行われるようになる……かどうかはまだわからないけど、そういった「同人的永遠の理想郷」は案外遠くないところにあるのかも。

2006年8月31日

同人誌とプレミアについて

同人市場における転売屋の存在について「よつばの。」さんと「樹海エンターテイナー」さんが面白いやりとりをしてるので参戦。

その前に、

同人製作者と転売屋と同人誌販売店の話。 (樹海エンターテイナー)
同人誌とプレミア(よつばの。)

の記事を読んでから、どうぞー。

――では、以下、小手同人ゲームサークルの中の人としての意見です。


■サークル側の立場としては……
そもそも供給側である同人サークルは、一部の例外を除いて商売でやってるわけではないので、ある程度頒布して満足したら供給を止めてしまうわけです。うっかり多めに印刷(あるいはプレス)して在庫多寡になった日には、赤字になるだけではなく、狭いワンルームマンションが在庫で埋まってしまいます(実話)。だって、CD だとプレスは 1000 枚単位なんだよ? 

なので、供給量が少ないからといって、サークル側を責めるのはやめてあげてください。あと、サークル側がプレミアになるのを狙って供給量を絞っている、なんていう電波を受けて騒ぐ輩がいますけどプレミアになってもサークルとしては嬉しいことはないです。


■二次創作と転売の関係
二次創作については、樹海エンターテイナーさんの意見に全面的に同意です。

『■2次創作』は転売とは無関係の話のような気も。著作権問題と転売問題は別個の問題として扱うのが良いと思いませんか。

一次創作であっても転売問題は存在するのですから、論点をクリアにするためにも、転売問題に関しては二次創作か否かは無視すべきだと思います。ちなみに、ここ数年の同人ゲームで転売によって実売価格が高騰した例は、月姫(プラスディスク)とか東方紅魔郷だったような気がします。どっちもオリジナルですよね。


■同人誌書店の存在
サークル側からすると「ありがたやありがたや。とら様メロン様メッセ様」というところです。同人誌即売会だけでは赤字額を減らすのが難しいサークルにとってありがたいのは当然ですし、面倒な通販業務を代行してくれるんだから、もう最高ですよね。ただ、これら同人誌書店の存在によって同人作品を手に入れるための敷居が低くなることになることは否定できず、「よつばの。」さんが普段から危惧しているような、同人作品の質の低下あるいは、購入側の見る目の低下を招いている可能性はあるとは思いますが、今回の転売問題とは違う問題でしょう。


■転売屋を嫌う態度について
まあ、気持ちはよくわかりますけど、上で述べたように、サークル側としては解決しがたいんですよ。ブローカーという人たちは古今東西あらゆる分野で存在するわけですし。じゃあ、将来、どうするのかということになるのですが……。


■将来に向けて
テクノロジー信奉者である自分からすると、解決策は
「同人誌も同人ゲームも全部オンラインで Vector とかで販売すればいいじゃん」
ということになるんですが、まあ、まだ時代が早すぎますね。
完全なオンライン販売に以降すれば転売屋などの流通に関する問題の多くは解決できるんだから、今は、まあ諦めようよというのが私のスタンスです。

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なんか MT って、同時に2つの記事にトラックバック打てない? そんなことない?
それはともかく、樹海エンターテイナーさんにも TB を。


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読み直してみたら、「よつばの。」さんを非難してる記事みたいだなあ。
別にそんなことはないんだけど。

とりあえず、このエントリを機に、読み専・サークル側共にいろんな意見が出てくれるといいな。