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2006年9月 アーカイブ

2006年9月 3日

飽萌の時代

今日、秋葉原のとらのあなに行ったんです。とらのあな。

……いや、別に吉野家コピペ改変をするつもりはない。新しく本店が出来たおかげでスペースに余裕ができて買い物が快適に出来たて嬉しいなあとか、同人ゲームはトールケースが増えてきたなあとか、店頭デモの見栄えを考えると 16:9 の画面でゲーム作ったほうがいいかなあとか、いろいろ思うところはあったんだけど、同人誌・ゲーム・CD、商業マンガ、ゲーム、CD、小説の山を見て思ったことがあるんだよね。


「オタク向け娯楽コンテンツって、実は飽和状態なんじゃね?」


コンシューマ・PC ゲーム(18 禁含む)に関していえば、別にここ数年で急激に市場や作品の数が増えたわけじゃなく、むしろ売り上げ本数としては 2000 年ごろを頂点に縮小してるはず。(この売り上げ低下の原因については、Winny とかの違法コピーの影響はあんまり無いと思う。テープやフロッピーの時代から違法コピーはあったわけで、いつの時代もそういう人たちは一定の割合でいただろうから。どっちかというと、当時の PS バブルと葉鍵ゲーに代表される泣きゲーバブルが異常だっただけのような気が。)

アニメの本数は、なんか増えてるみたいね。視聴率 1% でも 100 万人が視聴してるわけだから、宣伝媒体としては強力だもんねえ。気持ちはわからんでもない。ただ、自分がアニメ・マンガについては全然詳しくないのと、手元に使えるデータがないので、だれか、ほそく、たのむ。

今回は有意なデータを示すことができてないんだけど、個人的な感覚としては、ここ最近、流行ってるものを全然追うことができなくなってきてるってのがある。オタク的世間の動きに速さと広がりに追いつけなくなってきたんだよ。これを、自分が歳を取ったせいとか、オタクの価値観の多様化が始まってるから、とか言って片付けてしまうのはたやすいけど、どうも、いまひとつしっくりこないというか、現状に違和感を覚えるというか。

なあ、今、何が起きてるんだ?

2006年9月14日

ネットを飲み込む Wii

任天堂の Wii の詳細が発表になったわけだけど。

ゲームは、置いておくとして。Wii チャンネルの Google Earth っぽい天気予報とか、ニュース配信とか、AJAX アプリが動く Opera とか。これなんてセットトップボックス? って言いたくなる。ゲーム機として「ユーザに毎日使わせること」を徹底的に考えた結果、XBox や PS が目指していた総合情報家電を実現してしまったというのは面白い。

ちょっと妄想してみる。日本での Nintendo DS 本体の販売台数は 1000 万なんだけど、もし Wii が DS と同じくらい売れて、Wii ユーザの 60% がネットの機能を使うとする。その場合、Wii のネット機能ユーザは 600 万人で、mixi のユーザ数の 570 万人を超えるんだよね。全世界で考えればユーザ数は 1000 万人を超えるだろうし、PS2 クラスのユーザ数になると大変なことになるような。

これからのネットの世界を主導するのは、Google でも MS でもなく、案外任天堂だったりしてね。

2006年9月20日

遍在する喪男

ある喪オタクから聞いた話

なんか変な東大生像が語られてる。いや、東大生が変なのは確かなんだけど、ベクトルが違うというか。



彼「もてる東大生というのは全体の一割です!というかですね…
東大生は6割がオタクで3割はデブなんですよ!ド━(゚Д゚)━ ン !!」


OBだけど、六割がオタクというのはかなりの誇張。多めに見積もってもせいぜい一割。ただ、服装に無頓着な人が多いのは確かなので、見た目がオタクと大差ない人が六割くらいはいるかも。女の子もすっぴんばっかり。あと、三割がデブというのは、明らかにおかしい。ガリガリの人が多くて、太ってる人はほとんどいない。



彼「残りの一割はですね、ガリ勉にならずとも根っからの頭の良さで東大に入った奴なんです!


半分以上は、あんまり勉強しないで受かってるかと。それ以前に「残りの一割」っておかしいよ。オタクとデブと頭が良い人は排他的な属性なの? など、つっこみどころが多すぎるなあ、と思いつつも読み続けてみると。



しかし、やはり入学して最初に自分に声をかけてきた人に恋をしたそうです。
(中略)
彼「それで僕は彼女のためにオーストラリアの採掘場まで行って来ました」


ダメだこいつ……早くなんとかしないと……(AA略)

この「彼」は単なる痛いオタクでしかないよなあ。あまりにも平均的東大生とかけ離れてるし、言ってることも(ネタを含んでるにしても)めちゃくちゃだし。どっちかというと、平均的喪男じゃね? 語尾の「ド━(゚Д゚)━ ン !!」が、本田透氏を連想させて余計に喪男っぽさを加速させてる気もするけど。

2006年9月24日

SNS が人気、らしい。

今更 SNS バブル云々言われても。


「3年後もSNSは順調に拡大」が大勢・専門家緊急アンケートから(上)
「SNS人気はバブル?」ブロガーや海外からもコメント・専門家アンケートから(中)
「SNSはブログ化する?」2ちゃんねる管理人もコメント・専門家アンケートから(下)


専門家と呼ばれる人たちが回答してるんだけど、全体を通して気になる点が三つほど。


(1) SNS = mixi?
SNS = mixi であると認識している人が多い。もちろん、日本でのユーザ数を考えれば妥当なんだけど、「招待制」や「足跡」の存在を前提にして SNS 全般を語るのはどうなのよ、それ。


(2) SNS はポスト 2ch?
実名 vs 匿名という観点で語ったために、SNS 登場以前の Web には 2ch しかないような印象を与えてる回答がいくつか。匿名でのコミュニケーションに疲れた人が SNS に安住の地を見つけた、みたいな感じで、ね。もし、実名やハンドルネームを用いた狭いコミュニティが安心感につながるというのなら、昔のニフティや fj はさぞかし平和だったろうなあw


(3) 実際には使ってない?
「忙しくて SNS を使っていない」と回答してる人が少なからず見られた。もちろん、「ネットの専門家」と言われている人達だけあって、大きく的外れな回答をした人はいなかったと思うけど、なんか心の底にもやもやしたものが残る。


文句ばっかり並べたけど、凄くいい企画・記事だったと思うので、日経にはこれからも頑張ってほしいな。

2006年9月30日

日本のメディア芸術 100 選

文化庁による 日本のメディア芸術 100 選

ああ、そういえばそんなのやってたなあ、程度にしか思ってなかったわけですが。
エンターテインメント部門を見てみることにした。



1位「やわらか戦車」 (2000 年代)

2位「ピタゴラスイッチ」(2000 年代)

3位「スーパーマリオブラザーズ」(1980 年代)

4位「ニンテンドー DS」(2000 年代)

5位「起動戦士ガンダム プラモデルシリーズ」(1980 年代)


……ハァ? 
どれが場違いかなんて個別には指摘するつもりはないけど、これは、さすがに、ねえ?
そうか! 2000 年代はノイズだ! そういうことなんだな、文化庁?
という電波を受けて 2000 年代を無視することにすると



1位「スーパーマリオブラザーズ」(1980 年代)

2位「起動戦士ガンダム プラモデルシリーズ」(1980 年代)

3位「ドラゴンクエストIII~そして伝説へ~」(1980 年代)

4位「ファイナルファンタジーVII」(1990 年代)

5位「ポケットモンスター」(1980 年代)


おお、すごく真っ当なランキングになったような気がする。
やっぱり 10 年くらい経たないと作品の世間的な評価というのは定まらないよなあ。
などと思いつつ、6 位以下を見ていったんだけど……。
セガはプリクラだけか……ああ……。