競合他社を圧倒するテクノロジーを持っていながらも、テクノロジーだけでは業界トップになることはできないことをしっかり理解しているというところが Google の恐ろしさだと思うね。いやあ、見事だわ。もちろん、YouTube が将来成長するためには、いくつか解決しなければならない問題があるんだけどね。
問題 1. 訴訟リスク
お金で解決してもいいんだけど、これからは違法アップロードされたコンテンツを遠慮なく削除していくことで、ある程度は低くできるんじゃないかな。過去に Google Video で、こんな事例があることだし。
Google Videoで「アドベントチルドレン」不正公開のユーザー、スクエニに賠償支払い
問題 2. 回線費用
優秀なエンジニアが山ほどいるから技術的にはなんとかできるんじゃない?動画の圧縮率云々ではなく、意外な方法でトラフィックを減らす方法を考え出すかもしれない。お金で解決するのは、もっと楽そうだけど。
問題 3. ビジネスモデル
普通に考えたら Google のいつも通りの広告で充分でしょ?
逆に言うと、これらの問題を解決させられそうなテクノロジーと現金を持った企業は Google くらいしかなかったということなんだけど。Google が YouTube を成長させられるか、それとも単なる飼い殺しにしてしまうのかは、しばらく観察してみないとわからないけど、それでも決定的になったことがある。
それは、日本企業が(日本市場の中でさえも)動画投稿サイトのシェアトップをとることは永遠に無くなったね……ということ。
日本のメーカが著作権保護云々で揉めてる間に iPod が一気にユーザをかっさらっちゃったという携帯 MP3 プレイヤー市場と一緒だよ、この流れ。動画系サイトの中でも Gyao は健闘してると思うけど、他の動画投稿サイトなんか、存在感ゼロだもんねえ。この状態で、YouTube ががっちり日本語にローカライズされたりしたら、もう手遅れ。日本の企業はほんとに Web の流れに乗れてないなあ。前からわかってたけどさあ……。
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それでもって、今回の買収について言及したいろんなブログを見てみたんだけど、梅田望夫氏がずばりなタイトルのエントリを書いてた。
GoogleがYouTube買収!!! 圧倒的に正しい戦略が迅速に執行されたのだと評価する
まあ、その通りだよねえ。


コメント (2)
へっぽこさんどーも。
FMラジオ番組J-WAVEでこのニュースを聞きました。
さらに、このことでMSがまたGogleに負けた(先を越された)とも報じていました。
またMSがこれに対抗するには「Yahoo!を買収するしかない」とも。
もし現実になったら超サプライズです。
Posted by: じむ | 2006年10月11日 07:49
日時: : 2006年10月11日 07:49
MS と Yahoo! なら買収よりも合併のほうが似合うかも。
それでも Google に対抗するのは辛そうですが。
Posted by: Heppoko | 2006年10月11日 20:31
日時: : 2006年10月11日 20:31